2012年8月27日月曜日

全日本オプティミスト 2012 その3

8月25日


12レース中、既に6レースを消化、今日の数レースで大勢が決する。 レース委員長の愛情もむなしく、ゼネリコが多いので必然的にブラック旗も多用された。 
 今回の大会の特徴は、6m以上の風が一度も吹かなくて、ほとんど3m台の微風に終始した事。 強風中風のの練習を一生懸命にやってきた選手達が、その成果を発揮できなかったことは残念であり、風の吹かない条件でレース回数を多くこなすためにブラック旗が利用された。 BFDの餌食となった選手も多数出たのは、かわいそうだったけど、これが競争世界の現実システムだ。


    この水域の宝物であるこの映像は、何物にも代えがたい価値がある。



 
また、この水域の水深は運営泣かせで、    アンカー ウオーリアが登場する。        20年前、私は駆け出し父兄として運営をよく手伝った。当時はクラブ支援艇はまだ普及しておらず、 息子の観戦とアンカー ウオーリアは、交換条件だった。

小さな支援艇の中に大きなVIP艇が
混じっていた。 大きな旗は関水連と書いてあった。 後でfacebookで増川さんがここから撮った写真をアップしたので、フライブリッジにいた人は増川さんと判った。
  微風・逆潮の上マークアプローチの1パターン、手前の3艇はマーク直前で高さが足りず
タック、   3艇がポートスターボになって入り乱れているすきに、後ろのJPN3011
      に先に行かれてしまった。
 
 玉山セーリングの丸玉丸。このファミリーは、祖父、父、息子と3代に渡る
セーリングファミリーです。 私ももしかして、やがて同列に・・・・?
支援艇にはおじいちゃんも乗り込んで、応援しています。
 
 
 


 
 

                台風の影響で少しうねりが入ってきた。
                       1マークにアプローチするJPN3011
 
 

2012年8月26日日曜日

オプティミスト全日本 2012 その2

8月24日

大会を盛り上げる、ホストクラブ葉山町の応援隊。 手作りの出店にいろいろなものを揃え
私達を楽しませてくれました。 葉山町を誇りに思い、全国から集まったOP仲間にアピール
してその暖かい気持ちは十分に伝わりました。


2日目は私の配置は、『1マーク艇』のお手伝いでした。 朝一番は風待ちで陸上待機、
  パソコンの仕事の遅れが取り戻せると喜んでいたら、「ただちに桟橋に出頭せよ!」
     との命令電話を受けて、無風の海の偵察行動に繰り出しました。


やがて、一瞬4メートルの風を記録して、『海上本部』もおっとり刀で登場!、
    しかし4メートルは単なる風の悪戯に過ぎませんでした。


それでも2.5m/sは出てきたので、1マークを投下。


 3Aのフライトで最初の上マーク・ダントツ回航は、今年のナショナルチームの一人
             JPN3112。

 

第5レースで、わが目を疑う事態が発生!!
最近の成績が伸び悩み、父母に心配をかけていたホダくん。
       今回初めての全日本出場にも関わらず、2位で上マーク回航。
          この1枚が撮れた幸運は、心がけいい私にくれた神様のプレゼント。
                      きっとホダママは涙を流して喜ぶ事でしょう。


単なる偶然(フロック)か? と思ったら、続いて第6レースでも、あの有名なJPN3174選手
 が2位で回航した上マークに・・・、さらに続いてホダくんが迫ってくるではありませんか?
    これはもう、どう理解していいのやら、頭が混乱してきました。

微風、実力伯仲、逆潮・・・の条件で1マーク回航はご覧の通り、
          もう、運営艇の回航記録係りは、鉛筆をほおり投たくなるような心境。


  第7レース、ブラック再スタートでBFDなのにスタートしてしまった艇に警告掲示する
           スタートアウター艇、ホワイトボードを持つのはジミーさん。

苦戦中のJPN2022
 
 今回の運営を委託されたのは
神奈川県セーリング連盟の
      レース委員会。
来年の第45回全日本は
海陽海洋クラブがホストクラブに
決定。私達はクラブ主体で運営を
しようと考えており、スキルアップを
しなければならない。
1マーク艇のデスクには、運営に
必要なアイテムの見本があった
ので、すかさす、資料として利用
できるように写真記録した。

 
1マーク・チームのチーフ、小坂さん。
ファイアボール級選手として活躍した後、県連レース運営の主戦力となっています。
彼の各場面での判断力、適切な指示、、人柄など大変勉強させていただきました。
 
 この大会で、一番苦しんだのは、ナオくん。 どん底まで落ちてしまった。
でも、まだ小学生なので、若さが今後の最大の武器となるでしょう。 
ここから這い上がる強さが、彼をいい人間に成長させるための
大切なものであるに違いない。
 
もう一人、今回の微風シリーズに
悩んでいる選手がいた・・・・涼くん。
 
 どういうわけか、今回は
ホダくんに、いいシャッターチャンスがやってくる。                                                   
今夜は懇親会があるはずなのに、午前1レース、午後3レースを続行
最後のホダくんがフィニッシュする時は、陽が傾きかけてきた。 

レース終了後   運営艇、支援艇は                                      給油のために逗子マリーナに入港。 
 
計測でフォイルを担当した準計測員の金子さん。 海上運営では、レスキュー艇を担当。  計測の仕事を一緒にしただけで、仲良くなり、   カメラを向けるとこのアクションをしてくれました。
 
 
         
 

 
 

オプティミスト全日本 2012   その1

日本で一番高い霊峰「富士山」、はたしてOPでは誰があのてっぺんに登るのか?
 

第44回 全日本オプティミスト選手権    / 葉山


8月22日 葉山新港に全国のOPエリートが大集合! 計測から大会は始まります・・・。

計測証明書を見せてね。
 
ジュニアだけが艇の計測に付き添い
       ハルの重量計測中。
向こう側で、じっとわが子を見守る人がいます。
 


来年2013年は 葉山で
国際大会(IODA アジア選手権)が開催さるので、その予行演習を兼ねて、国際方式の合格のサイン、日付を書いてから透明ステッカーを貼る方式を採用しました。






 
 
 
 2階では、セールのフル計測。 全日本は大会グレードが高いので、計測レベルも高いのです。
 


 
計測員は6月に葉山と広島でOP級計測講習会を受けた人たちが実地研修を兼ねて、がんばっていました。

 

 8月23日 

全日本では私は10年以上も海上計測艇に乗っていましたが、
もう、そろそろ後進に道を譲らねばならないと思い、計測艇を降りました。
やれやれ、一安心と思ったら、フィニッシュ艇に乗るよう命じられました。

 
私がこれまで乗っていた計測艇。
計測風景を撮ろうとしたが、フィニッシュにとっては一番忙しい時間なので、できなかった。
 
第1レース、フィニッシュラインに迫ってくる レース艇
スリットを読む大庭さん。 果たしてどちらが先か?





 3 Km 以上 走ってきても、フィニッシュは数10cmの差にしかならないから不思議? 
これもかなりきわどい。結果が気になる人は成績表を見て下さい。
 
 
 
激戦の後のピザーラは、たまらない味がするなあ。