2012年1月15日日曜日

2012年1月13日金曜日

Cultural Evening 1月4日   オークランド 1月5-6日


『国の文化を紹介する夕べ』という催し物があり、
JPNチームも一生懸命練習しました。
クラブの玄関ホールに掲示されていた参加者プログラムには、
何故か、日本しか書いてありませんでした。
大丈夫かな?


日本チームは東日本の災害をテーマに演じたらいしいのですが、
肝心な時に、私は席を外していて見られず、大変に残念でした。


各国チームの、ユニークな自国文化紹介を見て、楽しんでいます。
パラソルの下で並んで見ている日本人夫婦が高宮君の祖父・祖母様
チームブログによると、NZを一番楽しんだのはこのお二人とか。


ポーランドのチームのポーランド語の初歩講座。
面白い発音だが、皆ついていけない。
その後でポーランド語の歌を歌ってくれました。


メキシコは、他の男の子は恥ずかしがって舞台に来ない。
彼女は一人大奮闘していました。こういう時は女子の方が
度胸があります。


引っ込み思案のチームが多くて、後が続かないタイミングに
セール計測で同僚だったグラハムが、なんと飛び入りで
皆をリードして盛り上げてくれました。
ノートに図を描くことが好きで、典型的な技術屋と思っていたら、
意外な一面を見ました。


最後は皆を舞台に誘ってダンス。
翌日、「you are real entertainer at last night.」と言ったら、
私の肩をバシッとたたいて、嬉しそうでした。


皆さんにご挨拶した後、昼ごろネイピアを発ちました。
私はいつも窓際に席を取り、外を眺めるのが好きです。
すると、遠くに富士山の形の山を見つけて望郷の心が湧いてきました。
飛行機はどんどん近づき、カメラに収めましたが、近づきすぎると
あまり似ていませんでした。この写真くらいがちょうどいい。
ニュージーランドにも火山が多く、NZでは、
「私達の国は日本に似ている。」といって話してくれる人が多かったです。


 
(写真は蒲郡駅前を思い出すようなヨットです。)
 4つ星ホテルのCrowne Plazza Auckland に、いつも旅行でお世話になっている
掘川さんに手配してもらい、1泊しました。とりあえず、
10日振りに風呂に入りくつろぎました。5時ごろから散歩に出かけ、
港の方面を歩き回りました。


ACボート体験乗船が観光コースに入っています。
既に今日は終わっていました。2泊にすればよかったかな?
暗くなるまで散歩を続け、9時ごろ写真右奥のレストランで
一人でニュージーランド最後の夜を楽しみました。


オークランド港には、日本では考えられない大きさと美しさのヨットの
数多くが、母港として舫われています。NZと日本が似ていると言っても、
このヨットに対する、文化とか、誇りとか言ったものは、対照的な気がします。


アメリカズカップ歴史館。日本に比べて国の歴史は浅くとも、
セーリングで渡来して建国した起源を、国の国技(日本で言えば相撲)
のような位置づけとしているのでしょう。
ここももう閉館していました。
これで写真は終わりです。
長い写真アルバムを見ていただいて、ありがとうございました。
翌1月6日の朝、オークランド空港を飛び立って、香港経由で帰国しました。
ヨット関係でいろいろな国を見聞し
マルコポーロのように、知らない異国を、直接に見、聞く事が
私にとって限りのない興味を引き付けます。
昔、タイムマシンの空想小説がはやった事がありましたが、
時空のうちの、片方の空間だけでも飛び越える事ができるのは、
なんと愉快なことなのかと感じます。
2012年 1月 13日   荒 川 渡

チームレース 1月4日 (ALPHA海面)


今日はチームレース。私はALPHA海面を担当した。


遠方に見えるのはBRAVO海面。
各海面に20チームずつ、計40チームがトーナメント方式に
似た組み合わせで勝ち進んでいく。


コースはスタートしてから4個のブイを回り、フィニッシュ。
約20分ほどの短期決戦です。 写真は2マークの回航。


2マークを回って3(風下)マークに向かう8艇。


よいよ4マークを回ってフィニッシュへのレグを走る。
真ん中の黄色いマークは、レースに関係のない、
砂浜の海岸に近い事を表示するマーク。


フィニッシュすると、勝ち組から2艇、
負け組から1艇を海上計測する。


海上計測


計測終了


もしも、違反が見つかれば The graded penalty sysytem
に従ってペナルティとなる得点を決める。
フリートレースのDPI基準とは違い、
違反なし、2点加点、4点加点、失格、の4種類しかないので簡潔です。


指信号でフィニッシュ運営艇に結果を伝える。
運営船は着順にペナルティを加味して得点計算し、勝敗を決定して、本部艇に伝え、
本部船は次のフライトへの対戦組み合わせを作る。

チームレース  1月4日 (BRAVO→ALPHA海面)


Matiasが私達3人を撮ってくれて、Facebookにあったので
転載しました。


USAとCLO(クロアチア)海上計測でちょっと問題が起きて、
A海面の計測を中止し、B海面へ打ち合わせに行く。
FIN(フィンランド)とARG(アルゼンチン)が対戦を
終えた所だった。


カーリーとボブがB海面を担当している。


計測員が全員集合で打ち合わせ中。


NZLとGBR(英国)の対戦。


GBR16点、NZL20点でGBRの勝。


NZLチームは全員が顔を黒く仮装メーキャップして
気合を入れていたが、2連敗した。


JPNチームも苦しい戦いが続いている。


なんと2連敗!!


これで日本のチームレースは終了。
明日のFINAL STAGE には進めなくなり、
決勝戦に出られないチームを対象として企画された、
The Opti Worlds Long Distance Race を選択した。
この企画は、レクレーションを兼ねたユニークな発想で、
スタートからフィニッシュまでの各ポイントで、トランプカード5枚を配り、
着順+ポーカーの強さで表彰するというものだった。


今日の最終レース、ECU(エクアドル)DEN(デンマーク)
の闘い、レースはFLIGHT D(第4回戦)まで進んでいる。
ECUの作戦は、DENの先頭艇を先にフニッシュさせて、
DENの2位3位を抑える攻撃だった。


DENはフィニッシュ寸前でうまくECUをかわして、
1-2-3をDENが取った。勝負あり!! 喜びに沸くDEN。
悔しがるECU。
敗因は、ECUの2艇が、相手を抑えるために、フィニッシュ付近で
急激なラダー操作を何回も繰り返した事、微風のために
艇速が落ちてしまった。艇が止まったらもうどうにもならない。


2回面で約70レース消化した、長い一日目が終わった。
明日はFINAL STAGE が待っている 。
結局、後日報告ではシンガポールが優勝した。
全てのレースを合計すると108レースを運営したとか・・。
除夜の鐘ではないでしょう。
そして、フリートレースもキンバリー(SIN)が優勝。
昨年が、タイが両方とも優勝した事のパターンを繰り返した。


対戦結果の掲示、これはフィニッシュボートで記録した用紙を
そのまま掲示したようで、私が海上検査したUSAとSLOの件で
海上審問して得点が訂正された跡も、そのまま残っている。

Napier Sailing Club クラブのBOATたち 1月3日


絵に描いたような綺麗な木造艇、こんな船ならば作っていても、
セーリングしてもワクワクしますね。


クラブ艇、かわいらしいスタイル。
キーウィーの舟に対する想いを形にするとこうなるのかな?


桟橋を歩くと、こんな船がゾロゾロ浮いているので、
見ていて飽きません。


これも変わり種のボート、小ちゃいくせに、
全長より高い無線マストと、ソナーがついている。
どういう使用方があるのだろうか?


ドイツチームはお疲れのようです。おやすみなさい。


赤鼻のトナカイ(red nose reindeer)をあしらった車。
面白いですねえ。

Napier Sailing Club にて  1月3日


この人は大工さん。
大会初期には、大会用の水飲み場をまだ作っていました。
配管工事、板金工事、ペンキ塗り、一人で何役もこなしていました。
後で皆と飲んでいる時に一緒に話をしましたが、クラブの名物男です。
小戸ハーバーで言えば、大原さんに近いのかな。


この人は、舟も建造するのです。写真は綺麗なPクラス木造艇。
昔は木造ばかりだったが、最近はFRP艇も増えてきたとか。


ハーバーの入口あたりに、Farmers Market が開催されていた。


大会支援にネイピアの農家の人が協力してバザーを開いてくれた。
しかし、お客は少なく、ちょっぴり残念そうな表情だった。


バーバー内には別の場所に売店がある、OPの果物入れ。
私がアイスクリームを注文すると、『寒くてもう片付けてしまったよ。』
と言いながらも保冷車から出して売ってくれた。


少し古くなると「Free」の札がついて、
「タダで持って行ってください。」となる。


プロペラが「タケコプター」だと勘違いして
「ドラえもんを知っている?」と聞くと、「エッ!何のこと?」


昨日(1月2日)の海上はあまりに寒かったのでタイツを買った。
けっこう暖かい。


ポンドには小魚ばかりと思っていたら、
それを狙う、結構でかい鯛も泳いでいた。


水路の5ノット以下の標識、これは厳しい規則でマイクは
守るようにしつこく言うので。私が「ヨットはスピード違反をしてもいいのか?」
と聞くと、「いい質問だ!俺も聞きたい。」とヌーノは言う。
マイクは「一度スピンランで入ったことがあった。」とか色々喋って
ごまかそうとしたのか、結局肝心なポイントは答えられなかった。


「長さ6m以下のボートの乗員は、外から見えるように
ライフジャケットを着なくてはいけない。」これも鉄則で
監視員が口笛を吹いて注意を促す。ヌーノがバックの中に
入っているジェスチャーをすると、納得しなくて口笛の吹き方が
攻撃的になってくる。仕方なく、ハーバーに引き返して取りに帰った。


GBRチームの倉庫に、可愛いのが貼ってあったので、
なんて書いてあるか調べると、Tはチーム、Eは英国、
shedは小屋の意味だった。


今までアフリカからのチーム編成(南ア連邦・ケニヤなど)
と言えば、白人ばかりのケースか白人に黒人が混ざる程度だった。
今回、初めてモザンビークから来てくれたのは、この3人。
本当に、「ようこそ welcome!」との感情が込みあがってくる。
ほとんどの人が同じ気持ちで接していた。
こんな所がOpti world大会のいいところだと思います。