2012年12月27日木曜日

今年のセーリング納め 12月23日練習

別府のクリスマス合宿に参加した人もいて

少し、人数は少なかったけれど
激動の年を 締めくくる最後の練習日
気温は寒いけれど 日差しは暖かい 最高のコンディションの蒲郡の海でセーリング、
2012年を走り納めました。

大夢くん 最近、急に伸びてきた。 コース練習で トップを引 くこともあった。

スベリ練習。
昨日22日は冬至だったので、今日は最も日が短い練習日、 
        午後1時30分の南方向で この日の高さ。

 下マーク・ジャイブ
穂岳くんも 今年は大きく飛躍した。
葉山全日本で 3位と 6位 のシングル2つを引き、来年につながる立派な結果を残した。
 
 スタート直後
涼斗くん 中学生になり 今年はレーザー4.7でのレースを経験するなどして
ヨットとともに人間的にも大きく成長した。
 
期待の星 佑基くん
葉山全日本では クラブの参加・全選手が苦戦したが
一次選考会には 航大君とともに辛くも生き残った。 
ガッツを養うには悔しさを忘れない事、 そしてそれをバネにして跳躍すること。
この冬は 猛特訓して 3月の2次選には 是非とも素晴らしい成績を収めて欲しい。
 


スタート練習のホイッスルを吹く 本多パパ。
                  いつも 子供たちと一心同体。 よき指導者。

レーザーを始めとする 多くの艇種の豊富なセーリング経験を生かして
                いつも適切なアドバイスを選手に送る 杉浦パパ。



     スタート 0秒! 極端に短いスタートラインに 必死に喰らいつくセイラー達。

3艇がそろった きれいなスタートを見せ 
           セールに受ける暖かい日差しが気持ちいい。

遠方の竹島のすぐ下に見えるのが 練習上マーク 150m位の距離。

 
 
上マーク 回航 

下マークへ
                      


 
この日、Bクラスは 冬聖ちゃんのみが出艇、(写真がなくてすみません)
ドライスーツを着て モチベーションが上がり、最近の 出席率も高いです。
 
休む間もなく 次のスタート/コース練習・・・  青空が高い
 
今日の ワンポイント・コーチング は 
下マークの回り方、 
マークに一番近い距離では すでにクローズ・ホールドになっていること。  


  そのためには、マーク手前から横の少し離れた所でジャイブして シートを引き込みを
セールの角度を風向に合わせながら
 パワーをロスすることなくラウンドする。

佑君の陰に隠れてマークは見えないが
いい位置で回っています。


しかし、あまり急激に回るとスピードがなくなるので、ラダーを最小限に切って ラダーにかかる水の抵抗を少なくする。



これが今年最後のセーリング ショット、
1年間 選手を育んでくれた 蒲郡の海に感謝です。

来年もまた 今年以上に よい年でありますように・・・・・・


2012年12月19日水曜日

南方 西方 行遊記 1/5

 上海 → 三亜ボートショー 上海→ 無錫(計測)           

最近では、一番気になる国と言えば 中国。
わが国が有史以来2千年以上の付き合いを続けてもなお、今後の交友が 果たして
ポジティブに続くのか それともネガティブになるのかと つい考えてしまう。

国際ミラー級を中国で建造するために必要な事項整備の協力として
昨年7月以来、3回目となる訪中で、12月15日朝、中部空港発→AM10:10浦東空港到着した。



其田さんと友人が 別便で佐賀空港より『春秋航空』で2時間後に到着するため、
迎えに来てくれた姜君(現地社員)と 空港の料理店で時間を潰すことにする。



  **** 携帯電話の支払い方法 *****

彼から聞く 中国のダイレクトな話題は いつも興味深く、説得力がある。
時間を潰している間、彼は カード(上写真)をビニール袋から開封して、銀色のシールを爪で削り
出てきたナンバーを一所懸命携帯電話に打ち込んでいる。 
訳を聞くと、これが中国の電話料金支払い方法と言う。
銀行口座の引き落としシステムもあるが、一般には普及せず 現金先払い主義の中国ではプリペイドカードで購入し
暗号ナンバーを打ち込んで支払うらしい。
1枚100元なので 4~5枚打ち込み、5~6千円分を入力していた。

その後 なおも時間を持て余したので 姜君と尖閣談義を試みました。

姜: 「あれから ずーとテレビは尖閣問題を流し続けているので もうみんな その番組に またかーと思っており、だれも見ない、ウンザリしているよ。 日本ではどうなの?」
荒: 「日本では、最近はテレビに出なくなったね。」 
姜: 「エーッ ほんと?」
荒: 「姜は 尖閣の事 どう思うの?」
姜: 「日本は中国を侵略して、戦争に負けて、侵略した所を全部中国に還したけれど、
    尖閣だけが まだ還していない。 日本はよくないよ。」
荒: 「日本は あの島は日本のモノだと言い、中国も中国のモノだと言っている。
    これでは お互いの言い分に限りがないので 第3者的な 国際機関に 中立的な立場から公平な判断をしてもらうべきだ。」
姜: 「国際機関ってなに?それ わからないよ。」

こんな 調子でした。

  **** 上 空 の 一 期 一 会  *****


やがて、其田さんと西坂さん、+ 姜君と私の 4人は合流し、海南島の三亜に向かう事になる。
三亜では ボートショー が開かれており、見物するためだ。

隣の席の女性が積極的に話しかけてきた。 もちろん私は中国語はダメだし、彼女も日本語を全く理解できない。 それで漢字の『筆談』とイラストを描いて説明する 『絵談』 で
かなりのコミュニケーションを楽しむ事ができた。 中国東北地方のハルピンに住んでいて、
上海経由で三亜に行く途中との事。 北方に位置するハルピンから 最も南の三亜まで
何千キロあるのだろうか? 私の父は『牡丹江』に兵隊として駐屯していて よくその地の話をしてくれたので、その地名を尋ねると ハルピンから 車で 2時間の土地 と言っていた。

 **** 夜 の 三 亜 のぶ ら り 歩 き *****

三亜(中国の発音はサンヤ)は 海南島の最南端でベトナムのハノイ よりも南の緯度になるので、
飛行機を降りた時から 冬服では耐えられない暑さ、日中は30°になると言う。
ひとまずホテルで着替え それから出歩いた。

思っていたよりは ずっと大きな街だった。
今回の旅行は 「中華料理を楽しむ旅」のようだった。
回数を重ねて 多少の事では驚かなくなり 慣れてきたのか 中国の料理が
とてもおいしく感じられるようになってきた。
 
今日は 其田さんの誕生日
伊勢海老まで注文して 皆で 豪華に お祝いをした。
 
 
食後 繁華街を散策する。
 

      夜の11時過ぎ スイカを売っている。










路地裏マージャンをしている、 
私も 仲に入れてもらいたいなあ。


三輪自転車の荷台が そのまま お店となって これで商売が成り立つ。

冷たい飲み物を買ってホテルに帰る。
私はアイスクリームを所望したが 無いのでマンゴー シャーベットにした。

南方 西方 行遊記 2/5

第2回 海洋文化市                                                   
   第6回 三亜国際ボートショー   



 中国のマリンレジャーの発展を阻むものの一つに 水質がある。
大陸の川の水が濁っているため それが海に流れて透明感がないのかどうかは知らないが
私の経験で見た限りは、どこも良くない。 広州/アジア大会が開かれた時には
広州から100㌔も離れた シャンウェイ(汕尾)でも 決して良いとは言えないが
中国としては まあきれいな海水だった。
上海の近くは 特に良くなくて 金山にあるマリーナでは 浜を堤防で完全に囲い
浄化装置を設けてきれいな海水を作っているほどだ。 そこは夏には満員になると言う。

海南島はハワイと同じ緯度にあり、常夏の島である。
海水も申し分なくきれいなので 年中を通してマリン レジャー シーズンと言える。

”家”の次は”車”、”車”の次は”ボート” と言う 人間の購買意欲の順番が
高度経済成長で豊かになった経済事情の行きつく先であり、
かつての日本もそうだったし、中国の今直面する桁違いのお金持ちが活動する市場なのだ。

私も一昔まではあまり聞きなれていなかった「三亜」との地名が
ちょくちょく耳に入るようになり、気にはなっていた。
このマリンレジャーにとって魅力的な地が ボートショーや国際ヨットレースの会場として
よく利用されるようになってきたからだ。

はたしてどのような所なのか見てみたいと思っていたところ、其田さんから
今年4月に盛大であった 上海ボートショー に引き続き 今回また お誘いを受けたのは
「渡りに舟」というか 「渡りにセールボート」と言うべきか?

                                         \\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\


昨夜は 朝はゆっくりと寝て 11時ころにホテルを出ようと言っていたのだが
午後は暑くなりそうなので  朝の涼しい時間から見ようと 8:00AMにホテルを出た。

会場はまだ がら空きの状態だった。
 
 
ここ三亜マリーナは 昨年オープンしたばかりで バースもまだ がら空きの状態。
 
ヤマハ艇 も 出品されていた。
この大きな艇は日本の四国で建造し
貨物船に運ばれて、最後は陸送してここに展示された。
ヤマハの艇は価格的には高くなってしまうが
桁はずれのお金持ちは価格よりも高品質(ブランド)を求めるので
まだまだ存在する価値は高いのだと言う。
 
 ヤマハのコーナーがあったので 立ち寄る。 
 

ヤマハ発動機の安井さん(中央)と お会い出来て 色々と貴重な最新の情報が得られた。

上下架するための走行クレーン。 
      これならばフォークリフトの移動仕事も兼用できる。

                                                     \\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

代歩車体験会:

インストラクター(右の人) 代を含み5分/50元

とっても簡単に 初体験ができた。
 
 


上海のボートショーの圧倒的な盛り上がりに比べて、この情景はかなりの違和感がある。
 ヤマハの安井さんの話では、今年に入ってから様子がおかしく 「”家”車”ボート”とも
  まったく売れていない、こんなことはこれまではなかった。」 と言う。

 

乗艇は ちゃんと下足を脱ぐ。

ジャヌー 50feet

カタナ(刀?)47feet
                                      これもフランス製
 
 水着モデルの撮影会

   バウに立ってポーズを取るモデルさん。 カメラマンが少ないのがちょっと寂しい。


 これは何か?わからなかったが・・・
 
 こんな空を飛ぶ遊びらしい。
 

マッチレース用のJ-80 (中国製)

 観客を乗せるトーネード(中国製)
 
 
 
見るべきものは期待した程の 多さではなかった。
時間が余ったので、せっかく海南島に来たのだからと 観光をする事になった。