2012年11月25日日曜日

O P 事 始 め ・・・  11月25日

今日、ようすけクンと言う、小学3年生の男の子が入部しました。


私は25年前に息子がOPを始めた頃を思い出してしまいました。


小学3年生の時に できたばかりのNJYCに入部しました。
  するとできたばかりで20名のジュニアに対して艇が足らず、
練習は順番待ち、息子の番がくると2人乗りで、しかもアッという間に持ち時間が終わり、
また陸上待機です。
 これでは、上達しないと考え、「舵」誌から5万円の木製キットの広告を見つけ購入しました。


     毎日、仕事を終えてから夜の10時ころまでコツコツと工作して、
     1か月後に完成しました。
     名前はスナメリです。「小さくても 地球最大の生物の仲間」
     息子(長男)は人一倍 小柄だったので、そう名付けました。


上は進水式の日の写真アルバム。 右上、右の人は水野さん。 私とは中学校の時に
  私と同じ美術クラブで、2年上の先輩でしたが、
    クラブの入部テストでばったりと再会したのです。
       今はクルーザー『一歩』のオーナーで
         『海と風レース』では本部船として運営の協力をしてもらいました。
           写真左が 若かりし私です。 私の前にいるのが長男ではなく
              この時には幼稚園だった次男です。
                左上の写真、ピースサインをしているのが長男です。
            
             この「スナメリ」の進水式が昭和62年11月25日ごろだったと
                  記憶しています。

               
                      § § § § § § § § § §

                 さて、時代は変わって25年後の今日のことです。


 
ようすけクンは9月に体験入部で試乗して
しばらく連絡がなかったのですが、
冬でもヨットに乗りたいとの 意を決して やってきました。
まずは 私と2人乗りで海に出ました。
最初はメインシート トリマーです。
 

今日は、日差しが暖かく、風も穏やかなので
絶好の初心者日和です。
「ヨットに乗るとは思わなかった。」 ので
服装は普段着のままですが、
私が、「こんないい日和は 今季は もう2度とないかもしれない。」
と判断して、勧めたので セーリングしてくれました。
1時間ほどシートかティラーかの 一つだけで操作を覚えた後に
私の口頭だけの指示で十分に乗れるようになりました。
 


 
 記念に 私もカメラに収まろうと
 ブームの先頭にカメラをぶら下げて
 セルフタイマーで この写真を撮りました。 
  ファインダーを覗けないので
  揺れて うまくいきませんでした。

 
この服装で沈すると着替えが必要なので、『着替えはありますか?』
と尋ねると、『用意していないが、家にパパがいるので、
 持ってきてもらいます。』 とお母さんが言われ、念のために
   お父さんも 服を持ってハーバーに来ていただきました。




この季節に、ジーンズでヨットに乗って海に出たので
クラブのママさんたちはビックリ、
海上の私に電話がかかってきて、「家まで子供用のウェアを取りに行くから
ハーバーに戻ってはどうですか?」
と、申し出てくれましたが、昼休みまではそのまま乗り
午後からの出艇にはご覧の通り
ブカブカながらも  ”馬子にも衣装で” 揃えました。
 
お父さん、お母さんにも
「よかったらレスキューに乗って見学しませんか?」と誘うと
喜んで乗艇してくれました。 
この写真では 後ろのレスキューから
わが子のセーリングを ハラハラしながら見守っています。
 
 
ようすけクンは とても素直で 私の言うことをよく聞き操作するので
これなら、コーチボートから指導しても同じことだろうと考え
単独セーリングさせました。
今日のメニューは2つのブイをアビームで周回するコースを
延々と続けます。
 
しばらくは うまくいきましたが・・・・・
 
 
 
なんでもない風と なんでもないブイ回り・・
タックは、後ろ手でエクステンションとシートを持ち替えるために
タック中に一度立ち上がって ティラーをまっすぐにして
同時に持ち替える手法を教えていました。
ところが立ってから体がぐらつき
体を支えようと ブーム(下側)を手で掴んだために
セールの風が逃げなくなり、ヒールが大きくなり、
「ブームを離せー!!」 と叫んだけれど
ようすけクンは言葉の意味がよくわからなかったようで、
アレヨ  アレヨ という間に 沈をしてしまいました。
 
 
最初から もしも沈をしたら
それで海上練習は終了。
すぐに、陸に戻って 暖かいシャワーを浴びる。
ドライスーツのない人は
沈迄が「一本勝負の練習。」 と決めていました。
写真は まず人だけを 引き上げた直後です。
お母さんの 笑顔が印象的で
本人は ちょうど下を向いてはいますが
全然ショックを受けておらず、『楽しかった。』 と言っていました。






0 件のコメント:

コメントを投稿