2012年12月19日水曜日

南方 西方 行遊記 2/5

第2回 海洋文化市                                                   
   第6回 三亜国際ボートショー   



 中国のマリンレジャーの発展を阻むものの一つに 水質がある。
大陸の川の水が濁っているため それが海に流れて透明感がないのかどうかは知らないが
私の経験で見た限りは、どこも良くない。 広州/アジア大会が開かれた時には
広州から100㌔も離れた シャンウェイ(汕尾)でも 決して良いとは言えないが
中国としては まあきれいな海水だった。
上海の近くは 特に良くなくて 金山にあるマリーナでは 浜を堤防で完全に囲い
浄化装置を設けてきれいな海水を作っているほどだ。 そこは夏には満員になると言う。

海南島はハワイと同じ緯度にあり、常夏の島である。
海水も申し分なくきれいなので 年中を通してマリン レジャー シーズンと言える。

”家”の次は”車”、”車”の次は”ボート” と言う 人間の購買意欲の順番が
高度経済成長で豊かになった経済事情の行きつく先であり、
かつての日本もそうだったし、中国の今直面する桁違いのお金持ちが活動する市場なのだ。

私も一昔まではあまり聞きなれていなかった「三亜」との地名が
ちょくちょく耳に入るようになり、気にはなっていた。
このマリンレジャーにとって魅力的な地が ボートショーや国際ヨットレースの会場として
よく利用されるようになってきたからだ。

はたしてどのような所なのか見てみたいと思っていたところ、其田さんから
今年4月に盛大であった 上海ボートショー に引き続き 今回また お誘いを受けたのは
「渡りに舟」というか 「渡りにセールボート」と言うべきか?

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昨夜は 朝はゆっくりと寝て 11時ころにホテルを出ようと言っていたのだが
午後は暑くなりそうなので  朝の涼しい時間から見ようと 8:00AMにホテルを出た。

会場はまだ がら空きの状態だった。
 
 
ここ三亜マリーナは 昨年オープンしたばかりで バースもまだ がら空きの状態。
 
ヤマハ艇 も 出品されていた。
この大きな艇は日本の四国で建造し
貨物船に運ばれて、最後は陸送してここに展示された。
ヤマハの艇は価格的には高くなってしまうが
桁はずれのお金持ちは価格よりも高品質(ブランド)を求めるので
まだまだ存在する価値は高いのだと言う。
 
 ヤマハのコーナーがあったので 立ち寄る。 
 

ヤマハ発動機の安井さん(中央)と お会い出来て 色々と貴重な最新の情報が得られた。

上下架するための走行クレーン。 
      これならばフォークリフトの移動仕事も兼用できる。

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代歩車体験会:

インストラクター(右の人) 代を含み5分/50元

とっても簡単に 初体験ができた。
 
 


上海のボートショーの圧倒的な盛り上がりに比べて、この情景はかなりの違和感がある。
 ヤマハの安井さんの話では、今年に入ってから様子がおかしく 「”家”車”ボート”とも
  まったく売れていない、こんなことはこれまではなかった。」 と言う。

 

乗艇は ちゃんと下足を脱ぐ。

ジャヌー 50feet

カタナ(刀?)47feet
                                      これもフランス製
 
 水着モデルの撮影会

   バウに立ってポーズを取るモデルさん。 カメラマンが少ないのがちょっと寂しい。


 これは何か?わからなかったが・・・
 
 こんな空を飛ぶ遊びらしい。
 

マッチレース用のJ-80 (中国製)

 観客を乗せるトーネード(中国製)
 
 
 
見るべきものは期待した程の 多さではなかった。
時間が余ったので、せっかく海南島に来たのだからと 観光をする事になった。
 
 

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